ヤングケアラーの支援についての事例検討会をいたしました。発表者のレジュメに沿って2部に分けて2時間半たっぷりと時間を取って進めていきましたが、あっという間に時間が流れていきました。前半は質疑応答を通してその子置かれた環境や生い立ち、福祉的な視点でイメージを共有しました。後半はその子の心理的な内面を考察し個の成長を視点に進めることができました。最後発表者の検討テーマについて今後の面談の方向性などのアイディアを出し合い、ヤングケアラーの問題をそれぞれの参加者が自分の臨床現場でのこととして受け止めていくことができました。
発表者の感想
自分自身が事例を丁寧に振り返ることができました。また、ご意見やご質問を通して、自分の頭が固まっていたことに気づきました。 福祉課題の発見、多職種連携の視点、クライエント自身の課題を分けてアセスメントしていくことなど、まだまだできることがたくさんあると感じ、クライエントの豊かな生活、継続的な支援の実現に向けて、支援者自身が希望を持つことが大切だと実感しました。