テーマは「愛着という宝物」です。愛着は難しい感じがしますが「不安なとき誰かにくっつきたくなる気持ち」です。安心して誰かにくっつける関係性のことですね。お話の中に愛着がのちのちの対人関係の基礎となることや、よそと比べず子どもがくっつきたいという欲求を満たしながら上手に自立させていくことを学びました。成長は人それぞれです。気質や発達特性に違いがありますが、不安を鎮めたいという子どもたちの欲求に目を向け愛して上げることはどの子にも必要なことだということを教えていただきました。
後半グループでは絵はがきフォーカシングをしました。日頃仕事・家事・子育に忙しかったり、子どもが上手く動いてくれなかったりでパパ・ママは日々自分の思いに目を向けることが少ないと思います。思い思いの心にピッタリくる絵はがきを選んでいただきました。そして思い思いに何故それを選んだのかをお話していただきました。
お話される選んだ理由が参加者同士の質問や共感を得ることで、現在の思いや過去や未来への願望や、自身のルーツへとつながっていきました。お一人お一人の発言の中に込められた思いをみんなで共有することができた不思議な空間になりまいした。
参加者のご感想
・どこまで子どもの甘えの要求に応えてあげればいいのか・・・・。このままでいいのか不安でしたが同じ学齢の子と比べるのではなく今目の前の我が子の不安を鎮めることが大切だと学びました。
・発達という診断をうけていますが、なかなか自己主張が強く親の思い道理に行かないことが多いです。・・・愛着は安心できる誰かにくっつきたいという要求を満たすことから将来の対人関係の構築の基になります。特性があるからということではなくその子の不安な気持ちを理解することが大切で、親のイライラや焦りがついつい勝ってしまう場合は親側の自己コントロールの問題もあるかもとのご回答が得られました。
・まだ赤ちゃんで言葉で表現できないのでどうして泣いているのかが分からないとき自身がもやもやしてきます。そんなときは「すぐ戻るからちょっと待ってて」「ごめんね。ママもどうしていいかわからないの」と言葉にして少しその場を離れることで気持ちの切替えを試してみるとの回答。当然上手くいかない時もあるからこそ子育ての愛着が強く結べますね。
・参加してよかった。一人家に子どもといるとなんでもが不安になる。
・悩んでいるのは自分一人ではないと感じれたのが良かった。
第21回ふむふむの会「子どもの中に安心のタネを育てよう」です。脳神経や自律神経から子どもたちの言動やこころを見ていきます。科学的なお話が聞けると思います。きっとご自分の子育てのヒントをお持ち帰りいただけると思います。
R6年12月4日(水)福岡市天神開催(西鉄福岡駅より3分)
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