第24回ふむふむの会『親の価値観・子の人生』が3月9日(日)に開催されました。うえむらメンタルサポート診療所の上村敬一先生からのお話がありました。子育てにおいて親は愛するがゆえに叱ったり褒めたりとなんとか子どもをあるべき姿に導こうとします。ついつい今を変えようと強くしかってしまいますね。子どもの成長する大切な要素の1つが「関係性」とのことでした。つまり、関係性により成功体験、失敗体験をどう扱っていくかが子育てだとのこと。子どもの発達年齢に応じたトライ&エラーを安心感の中で体験させ関係性を育むことが自己肯定感を育てていくことではとのお話がきけました。
〈質疑応答〉
①子どもが欲しがるおもちゃ、親が与えたいおもちゃの見分け方と買い与える時期はどう考えたらいいのですか? ⇒子どもの想像力は目の前にあるものを通して発達する。しかし、本人が面白いと思うものは教育的でないものが多くなる。そこにどう介入するのか、例えば、子どもは大人がおもいろがるものに興味をもつし一緒にやりたがる。そこを利用する。
②発達障害という言葉が最近多く聞かれるけど、昔と比べてどうして増えてきたのでしょうか?その原因ってなんなのでしょうか? ⇒1つの要素が重なっている。原因がわからないからいろんなことがささやかれている。長時間のSNSや親子関係、食事の問題などいろいろ言われるが原因を考えるよりも、社会環境の変化に対してリアルな体験を増やしていくことを目指す。
③やる気スイッチをどう入れていくのかが気になる。長い目でみていくことが大切かなとおもいました。 ⇒ママが生活を楽しみながら先回りしないで「やる気スイッチ」を待つことが必要。子どもと一緒に楽しむ、余裕がないときは少し距離を取るとのことでした。
④これがダメ、あれがダメと言い過ぎてしまっていた。反省しました。ありがとうございました。
⑤自分で考えさせるために失敗を放置しているほうがいいのでしょうか? ⇒失敗した経験をしからないで、次ぎにどうしたらいいかなどを一緒に考えてあげる。あるいは、いつでも手を差し伸べるために目を離さない。子どもを常に気にかける。時間的に余裕がないときはできないので親が生活を楽しむことも大切とのこと。
たくさんのご質問ご感想をありがとうございました。
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