令和5年1月28日(日)心理療法の会が開催されました。テーマ:応用行動分析(ABA)でした。
応用行動分析と聞くと何か面倒くさいや分析表には記入するけどその先どう扱っていけばいいか分らないという意見が聞かれます。目に見える行動だけを評価していくことでだれにでも扱うことができるツールで、発達障害の子どもたちのためのだけの療法ではありません。現場での子育てお悩みの相談や職場の人間関係やしつけなどに使うことができます。
まず基本のフォームを勉強し、その後事例でABCのチャートを演習をし具体的に確認しました。そしてこの問題行動の「機能」を探っていきました。ついつい私たちはその子の特質ややる気のなさを同定していまいがちになりますが、そのステレオタイプや個人的評価を切り捨てていくことで「機能」を見つけやすくすることがでることを演習で学びました。あとはパートに沿ってできる支援を探っていくことができました。また、分化強化、機能的コミュニケーションの置換えやシェイピング方法、プロンプトの出し方など盛りだくさんの内容を学ぶことができました。寒い中、たくさんの参加者をお迎えすることができました。応用行動分析(後編)もお楽しみに一緒に勉強してまいりましょう。
次回は第10回心理療法の会を2月25日(土)ポリヴェーガル理論(ストレス&トラウマ)を開催予定です。詳しいくはNEWSからご確認ください。